私たちJLCAは、ベスト・ファーザー賞 in 関西、ベスト・プロデュース賞、日本生活文化フォーラムを通じて、豊かで健全な社会づくりに寄与することを目的に活動いたします。

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2019年度 第13回 ベスト・ファーザー賞 in 関西

一般部門
1.パーソナルプロフィール
【 氏名 】木本 努さん (きもと つとむ)
【 年齢 】55歳
【 出身地 】京都府
【 職業 】㈱Tn 取締役、NPO法人京都いえのこと勉強会 理事長
【家族構成】三男
1.ご自身の経歴
NPO法人京都いえのこと勉強会理事長・株式会社 Tn 取締役・上智大学グリーフケア研究所非常勤講師

2.今回ご受賞された感想をお聞かせください
【ご自身】
「半分母親ですがいいんでしょうか?」が率直な気持ちです(笑)妻が亡くなり主夫11年生。
普通の父親から母親の想いがわかる父親に変化していく。周りから「凄い!」と言われますが「凄くないですよ!誰か変わりがいますか!」と言ってしまう。妻が担っていたことをやるだけ。文字で表すとお父さんからおとうさんになった。威厳のある怖い漢字のお父さんから母親の想いがわかるやさしい平仮名のおとうさんになった感じ。なのでベストファーザー賞が自分でいいのでしょうか?と思います(笑)


3.父親として意識してきた点
【お子さまへ】
妻が亡くなった当初は、無我夢中の子育て・家事。感情ありきの子育てに仕事のストレス。気持ちのコントロールが出来ない。子どもたちに迷惑をかけたと思います。
夫婦でいる時は、週末だけ子どもと一緒に過ごす。少年野球のお手伝いや、家族で出かけたり普通の父親でした。妻が子どもたちを叱れば、子どもたちをなだめる役割をしてました。
しかし1人で育てて行くと、叱るのもなだめるのも自分。子どもたちは見抜きます(笑)「今は怒られとこ。今は甘えよう」とか。
伝えてきたことは「目を見て挨拶!お礼とお詫びが素直に言えること!」だけは伝えてきました。人との繋がりにおいて一番大事なことだと思っていたのでそれだけはきつく伝えました。
育てながら思ったのは、子育ては親育てと思いました。ママ友にも教わりました。「育児は育自といいますよと!」。家族であるがチームじゃないの?
父親だけどチームのリーダーだよ!と思ってしまって、父親らしいことは何一つ出来てないと思います。出来るだけ子どもの目線、子どもの想いに合わせようと思いました。
仕事を辞めて専業主夫を1年したことで、一層その想いが強くなった感じで半分母親になっていく(笑)父親としての意識が薄れて行きました

【奥様へ】
周りからは「天国でから喜んでおられますよ!」と言われますが、二人三脚で進んできたと思っているので、いつも横で笑っている感じです。今回も(笑)


4.理想とする父親像はどんなスタイルでしょうか?
夫婦でいたなら、まずは夫婦仲良く。子育ての細かいことは言わず背中を見せる父親が理想だと思っておりました。
今の立場なら、家事、子育ては手伝うものではなく一緒にする!子どもの目線に合わせて話をする。その前に夫婦仲良くが大前提ですが!


5.今後どういった父親で在りたいと思いますか?
今後ですか?三男が18歳になるまで主夫を頑張ります。19歳になると名称が父子から寡夫に変わります。子どもたちには自分が決めて人生を歩んで欲しいと思います。それぞの人生のプロセスを応援出来る父親でありたいと思います。