私たちJLCAは、ベスト・ファーザー賞 in 関西、ベスト・プロデュース賞、日本生活文化フォーラムを通じて、豊かで健全な社会づくりに寄与することを目的に活動いたします。

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2016年度 第4回ベスト・プロデュース賞 受賞者

<代表受賞者>
塚本 能交 氏
(株)ワコール
ホールディングス
代表取締役 社長


【選考理由】

「世の女性の“美しくなりたい”という想いを叶える」という使命のもと、下着を通して和装から洋装文化を日本に根付かせ、時代やライフステージに合わせて技術革新と品質追及で、「美」をプロュースし続けていらっしゃいます。
現在では、世界50ヵ国以上へ進出し、世界のワコールへと絶大なる評価と支持を得ており、女性の価値観や美意識を見つめ、半世紀以上にわたり、女性の生活文化の向上に努めてこられた功績をたたえ今回のご推挙となりました。




【プロジェクトの概要】
 創業者の塚本幸一は、第二次世界大戦から復員した1946年6月15日、個人商店「和江商事」を創業。 戦争の悲惨さを体験したことから、「平和とは、女性が美しくありたいという願望を謳歌できる時代である」と考え、女性に美しくなってもらう商売を志そうと決意しました。 その後、女性のファッションが和装(着物)から洋装(洋服)へと大きく変化する中、いち早く洋装下着を手掛け、現在に至るまで日本の下着文化を創造して参りました。
現在では、主に女性下着の製造販売を中心に、日本の他に、北米、欧州、アジア地域など、50ヵ国以上へ進出しています。

創業して今年で70年。ワコールはこれからも「世界の女性に共感される美の創造」「世界で愛されるワコール」を目指してまいります。

【受賞した感想】
 「“美しくありたい”という願いの実現に役立つこと」を目的とし、女性の価値観や美意識を見つめ、女性と共に歩んで参りました私どもの活動を、「生活文化の向上」という観点からご推挙していただきましたことは、大変光栄であり、厚くお礼申し上げます。
いまを生きる女性の感性・ライフスタイルは、一括りにできない多様性があり、時代やライフステージにあわせて常に変化しています。
その変化を受け入れ、多様な価値観をもつ世界の女性に寄り添う存在であり続けるために、私たちは世界各地の女性の声に耳を傾け、これからも様々なニーズに真摯に向き合っていきます。

【今後の活動などについて】
 国内外の経済環境は不透明であり、市場縮小による競争の激化や、年齢構成の変化など、課題は山積しております。
しかし、このような時代だからこそ、女性に寄り添い、耳を傾けることが大切であり、その時代々々において、「残すもの」「変えなければならないもの」「新しく作るもの」を見極めながら、古いものを大切にし、バランスを保ちながら上手に変化に適応する必要があります。
国内においては、女性の社会進出や活躍が広がり、新たな市場機会が生まれています。多様化する顧客ニーズをいち早く掴み、良質で付加価値の高い製品を市場へ提供して参ります。
海外においては、様々な国や地域における価値観や美意識、さらに心と体に寄り添うことで、それぞれの地域に根差したビジネスモデルを展開して「世界のワコール」実現へ向け、さらなる成長を推し進めます。

【プロデュースとは】
 私たちは、下着を通して洋装文化を日本に根付かせたと自負しています。新たな視点をもって未知の文化を創造することは、ワコールが目指すべき大きな目標であり、責任であると考えています。
創業の精神である、「世の女性の“美しくなりたい”という想いを叶える」という使命の下、ものづくりの会社として、技術革新と品質の追求を絶えず行ない、常に先駆的な商品を世の中に提供し続けます。
ワコールは、下着を通して、女性の内面を磨き、心を豊かにすることで、それぞれのライフステージにおけるすべての女性に輝いて貰いたいと思います。
私たちにしかできない「美」のプロデュースを通じて、これからも新しい感性を世界に届けていきます。


【登壇者のご紹介など】


RIBON 氏
(株)ワコール
総合企画室 広報・宣伝部
企画デザイン課 京都スタジオ
アーティスティックディレクター


春名 のぞみ 氏
(株)ワコール
総合企画室 広報・宣伝部 京都広報・宣伝課





山本 圭奈子 氏
(株)ワコール
総合企画室 広報・宣伝部 京都広報・宣伝課





石井 直美 氏
(株)ワコール
総合企画室 広報・宣伝部 宣伝企画課